かわらないもの
今日、とても悲しいお知らせを聞きました。
まとまった文章にはならないけど、書きたいと思います。
ジャズボーカリスト 杉山千絵さんがFBに投稿された文章に、「ボイストレーナーの笠木新一さんが亡くなった」とありました。
以前京都にあった音楽学校 Music Plan(旧AN Music School)で、わたしは4年近く笠木先生に師事しました。
いつも朗らかでハツラツとした先生の印象から、享年66歳だなんて、信じられません。
大好きな恩師:笠木新一氏の訃報に触れ、後悔ともとれる悲しみと、大きな喪失感が心にべったりと張り付いてしまったようです。
先生は愛情に溢れ、ひとりひとりに寄り添いながら情熱を持って指導してくださる素晴らしい方でした。
時には人生の悩みを聞いてもらったり、悔し涙を流してお尻を叩かれたり、、。どんな時も生徒と向き合って、その人の中にある可能性を信じてくれました。
「いつかまた、先生に歌を聴いてもらいたい」という想いがわたしの中にありながら、時間が経つごとに「成長したところを見てもらいたい」などと背伸びをし、お目にかかる機会を遠ざけてしまったことは悔やんでも悔やみきれません。カッコつけようとしてたのか、、何者でもないというのに恥ずかしいことです。
今日リハがあって、音楽を奏でる友があって、良かったなと心から思います。
なんだか、我ながら歌詞が心に刺さりました。
自分の言葉で歌を歌うなんて、すごく生々しいことやってるんだなと気付いた時間でした。
会えなかった後悔や、結果を伴わなかった想いが交錯しています。
嵐の果てに、決意や覚悟に似たものがあれば良いな。
笠木先生のように、明るくハツラツとした、笑顔が弾ける情熱的な大人に、わたしはなりたい。
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